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留学|学び方を考える

語学学校で学べたこと。学校だけでは足りなかったこと

「通えばペラペラになる」と思っていた私が、学ぶ時間と使う時間について考えたこと。

ホワイトボードの前で撮影した教室の集合写真
教室での一枚。基礎を学ぶ時間と、人と関わる時間。

ワーホリで渡豪する前は、すぐにローカルの友人がたくさんできて、英語もペラペラになると思っていました。けれど、オーストラリアに来て学校へ通えば、自然にそうなるわけではありませんでした。

学校で英語の基礎を学べたことには意味があったと思います。一方で、知識を増やすことと、自分の言葉で相手に伝えることは、それぞれ練習する時間が必要でした。

これから語学学校を考えている方に伝えたいのは、学校で何を学ぶかと、その英語をどこで使うかを、セットで考えてほしいということです。私自身の期待と実感を振り返ります。

学校で得たのは、英語を組み立てるための基礎

正直にいうと、「学校で習ったこれが、この場面で役立った」という具体例は、ぱっと思い浮かびません。ただ、基本的な英語のルールや文法を、基礎から知ることはできました。

その分、以前より文法を意識して、ある程度正しく話せるようになっているはず、というのが私の感覚です。すぐに目に見える成果を挙げられなくても、英語を組み立てる土台を学ぶ時間にはなったと思っています。

教材やノートを広げた教室の机を囲む様子
教材を広げた教室で。英語のルールを、基礎から学ぶ時間。

基礎を学ぶ価値と、会話で使う力はつながっている

例えば、昨日の出来事を話すなら過去の表現が必要になりますし、相手に質問するなら疑問文の組み立て方が関わってきます。基礎を知ることは、伝えたいことを言葉にするための手がかりになります。

ただ、説明を読んで理解できることと、相手を前にして言葉が出てくることは、私の中では同じではありませんでした。学校で得た知識を会話につなげるには、実際に使ってみる時間も必要だと感じています。

授業を受けるだけでは、話す時間は足りなかった

学校でも会話の機会はあります。でも、自分が英語を口にする時間には限りがあります。私にとって学校は、まず英語の知識をインプットする場でした。通学だけで、思い描いていたほど話せるようになるわけではないと感じました。

だから、仕事や趣味などでも、意識して英語を使う時間を設けることが大切だと思います。「英語が話せる人が周りにいる」だけでなく、自分から話しかけたり、相手の言葉に返したりする時間をつくることです。

例えば、仕事で分からないことを聞く、趣味の場で相手に質問する。長い会話でなくても、自分の言いたいことを英語にしてみる。会話の機会を待つだけでなく、自分から一言を出すことも大切だと思います。

海辺でビーチバレーを楽しむ人たち
ビーチでのひととき。共通の趣味も、人と関わるきっかけに。
学んだことを、次の会話へつなげる
  1. 表現を知る授業・動画・教材で、使ってみたい表現を見つける。
  2. 実際に使う仕事や趣味など、自分が話す場面で試してみる。
  3. 振り返って、また使う言えなかったことを調べ、次の機会に試す。

間違いがあっても、会話は続けられる

身近でそれを感じるのが、マーケットでのMisakiの姿です。語学学校では初級クラスでしたが、私が隣で見ていると、ローカルの方とも英語でコミュニケーションを取っています。

文法など細かいところを見れば間違いはあります。それでも、間違うことを気にしすぎず、身振り手振りも使いながら伝えようとする。相手の言いたいことを理解して、自分の言いたいことも伝える。そのやり取りができていると感じます。

もちろん、基礎を学ぶことや、正確に話そうとすることも大切です。そのうえで、完璧な文章をつくれるようになるまで会話を待つ必要はないと思います。覚えた言葉で話してみることも、練習の一つです。

知識と、伝えようとする姿勢の両方を
  1. 基礎を学ぶ文法や表現を知り、伝え方の選択肢を増やす。
  2. 今ある言葉で伝える短い言葉や身振りも使い、相手とのやり取りを続ける。

学校の外で、どんな会話をつくる?

「もっとアウトプットしよう」と思っても、それだけでは予定になりません。まずは、今の生活の中で誰と話せそうかを考えると、一歩が具体的になります。例えば趣味の場なら、共通の話題があるので、聞いてみたいことも見つけやすいはずです。

仕事なら作業の進め方を確認する、友人なら週末にしたことを聞く。返事をもらったら、自分のことも一言伝えてみる。相手が忙しくないタイミングを選びながら、小さなやり取りを増やす方法もあります。

友人たちとの外出先で撮影した集合写真
友人たちとの外出。学校の外で過ごす時間も、暮らしの一部です。

言えなかったことを、次に学ぶ内容にする

会話の後で「本当はこう言いたかった」と思ったら、その表現を動画や教材で調べたり、先生に聞いたりしてみる。そして、次の機会にもう一度使う。先ほどの「知る→使う→振り返る」は、そんなふうに日常の中で回せます。

最初から会話を長く続けることだけを目標にせず、今日は質問を一つしてみる、昨日言えなかったことを伝えてみる。自分が試せる小ささにすると、始めやすいと思います。

通学は、学ぶ時間を生活の中に確保する選択肢

英語の知識を身につける方法は、学校だけではありません。YouTubeの動画や教材で、自分のペースで基礎を学ぶこともできます。学校に通うことが、必ずしも自分の理想への近道になるとは限らないと思います。

一方で、「一人だと勉強を後回しにしてしまう」「基礎から学びながら、英語を聞いたり話したりする時間も確保したい」という人には、通学もよい選択肢だと思います。授業があることで、英語に向き合う時間を生活の中に組み込めるからです。

私なら、通うかどうかを決める前に、今ほしいのが基礎知識なのか、会話の機会なのか、勉強を続ける環境なのかを考えます。必要なものによって、学校に求めることも変わります。

TAFE Queensland Gold Coastの校舎外観
TAFE Queenslandの校舎。学ぶ内容と、通い続けられる環境を考える。

「話せるようになりたい」の中身も、人によって違う

友人と日常会話を楽しみたいのか、仕事で必要な説明をできるようになりたいのか。それとも、進学や応募先が求める語学力を目指すのか。同じ英語の勉強でも、目的によって必要な取り組みは変わると思います。

学校を検討するなら、希望するコースで何を学び、自分が話す機会はどのくらいあるのかを確かめたいところです。通学時間や仕事との両立も含めて、授業の外に英語を使う余地があるかまで考えると、生活に合う選び方ができます。

「何を話せるようになりたいか」から、学ぶ時間をつくる

私が渡豪前に思い描いていたのは、学校に通うことそのものではなく、ローカルの友人と英語で話せる暮らしでした。そのためには、学校で基礎を学ぶ時間に加えて、自分から人と関わり、英語を使う時間も必要だったのだと思います。

通学を選んでも、独学を選んでも、学んだ英語を使う場を生活の中につくってほしい。仕事で伝えたいことでも、趣味の話でも、友人に聞いてみたいことでもかまいません。

学校に通うかどうかだけで終わらず、「そこで学んだことを、誰とのどんな会話に使いたいか」まで考えてみる。その目的に合う学び方を選ぶことが、自分の望むオーストラリア生活につながると思います。

Taka個人の通学経験と考えをまとめています。学べる内容や会話の機会は、学校・コースによって異なります。

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