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私たちの仕事|Oh!NIGIRI

マーケットから、自分のお店を始めよう。

始め方・出店の裏側・実際の売上。おにぎり屋のリアルを紹介。

マーケットから、自分のお店を始めよう。

オーストラリアで働く方法は、仕事を探すだけではありません。マーケットで、自分の商品を売るという選択肢もあります。

私たちは「Oh!NIGIRI」というおにぎり屋を始めました。初日は赤字。商品も値段も、始めてから変えてきました。

それでも、最初から完成していなくても、試しながらお店を育てていける。私たちの経験が「自分にもできるかも」と考えるきっかけになれば嬉しいです。

  • 何をきっかけに、どうやって始めたのか。
  • 準備・仕込み・販売。出店の裏側はどんな感じか。
  • 実際に売れるのか、お金はどれくらい残るのか。

きっかけは、友人からの引き継ぎでした

私たちの場合、日本へ帰る友人からNew Farmの出店機会を引き継いだことがきっかけでした。2025年11月29日に初出店し、そこからOh!NIGIRIを続けています。

始め方は、新しく出店を申し込むだけではありません。私たちのような引き継ぎも一つの入口です。ただし、出店枠や許可をそのまま使えるとは限らないので、何を引き継げるか、主催者の承認や手続きが必要かは確認します。

Oh!NIGIRIの出店ブース
実際のOh!NIGIRIの出店ブース。ここが私たちのお店です。

始める前に、何を準備する?

「何を売ろう?」と考えたら、まず出店したいマーケットを見に行くのがおすすめです。どんな人が来て、何を買っているか。自分の商品を、その場所で売る姿をイメージしてみてください。

次は、主催者に募集状況と条件を確認します。商品や設備が決まってから出店できないと分かるより、先に必要な条件を聞いてから準備する方が進めやすくなります。

最初に整理する、3つのこと
  1. 売るもの商品、材料、包装、販売価格。何をいくらで売るか。
  2. 売る場所募集の有無、出店料、時間、電源や水、必要な保険・許可。
  3. お店を回す方法調理・保管場所、道具、運搬、設営、必要な人数。

食品の営業条件は、場所や商品・調理方法によって異なります。行政と主催者へ確認してから、必要な設備をそろえましょう。

初日は売上A$537。最初からうまくいったわけではありません

初日の売上はA$537でした。そこから出店料やスタッフの給与などを引くと、約A$50の赤字。お客さまに買ってもらえても、すぐに商売として成り立つわけではありませんでした。

そこから、商品も価格も見直してきました。一度決めたものを、そのまま売り続ける必要はありません。売ってみて、直して、また出してみる。その繰り返しで今の形をつくっています。

Oh!NIGIRIが、今の形になるまで
  1. 2025.11.29|初出店New Farmでスタート。売上A$537、直接費などを引くと約A$50の赤字。
  2. その後|商品を見直す丸いおにぎりから、具材が見えるおにぎらずへ。
  3. 価格・セットも調整ご飯や具材の量、材料代を計算し直す。
  4. 2026年8月|週3回出店の実績売上A$4,495〜5,185.50の2週間。詳しい収支は下のグラフへ。

商品・価格を変更した正確な日付は未記録。売上の変化を、特定の変更だけの効果として示すものではありません。

初日の赤字額は、当時の運営記録に基づく概算です。

具材をのせておにぎらずを作る作業
商品も、作り方も、売りながら見直してきました。

お客さまが来る前から、出店は始まっています

Brisbane Cityへの出店では、朝4時半に搬入し、8時に販売を始めていた時期もあります。接客や調理だけでなく、その前後にも仕事があります。

私たちは、仕込み・調理・接客を分担してお店を回しています。早起きや荷物の積み下ろしも含めて続けられるか。商品と同じくらい、「誰が、何を、どの順番でやるか」も大切です。

販売時間だけではない、出店日の流れ
  1. 出店前|仕込み材料を準備し、調理・保管・運搬の段取りを整える。
  2. 04:30|搬入・設営荷物を運び、ブースを組み、販売の準備。
  3. 08:00|販売開始調理・接客を分担して、お客さまを迎える。
  4. 販売後|片付け・運搬設備や荷物を片付けて撤収。ここまでが出店の仕事。

Brisbane Cityに出店していた時期の例。仕込みの開始時刻・閉店時刻・所要時間は掲載していません。

ご飯や具材を並べたOh!NIGIRIの調理台
販売の前には仕込み。見えないところにも時間がかかります。
Oh!NIGIRIの調理風景
販売中も調理は続きます。手を動かす現場の様子。

続けていくと、どれくらいの売上になる?

2026年8月に週3回出店した2週間では、売上はそれぞれA$5,185.50とA$4,495.00でした。下は、実際の運営記録です。

初日は赤字でしたが、その後、費用を引いてお金が残る週もつくれるようになりました。もちろん、売上がそのまま収入になるわけではありません。出店料、材料、スタッフの給与に加え、自分たちが働く時間も含めて考える必要があります。

売上から、出店に直接かかった費用を引くと

売上 =直接費+引いた後の残額

2026.08.03–093回出店売上 A$5,185.50
直接費
A$2,271.04
引いた後の残額
A$2,914.46
2026.08.17–233回出店売上 A$4,495.00
直接費
A$2,272.85
引いた後の残額
A$2,222.15

残額は手取りではありません。自分たちの人件費・税金・設備などは、まだ引いていない金額です。

2週間の実績を同じ目盛りで比較。直接費の合計は、売上−記録上の残額から算出しています。

直接費:販売数から計算した食材の理論原価・出店料・雇用スタッフの給与・決済手数料。残額には、私たち自身の人件費・税金・車両や設備・廃棄・共通経費などがまだ含まれています。純利益や毎週の収入を示す数字ではありません。

気になったら、まずマーケットへ

いきなり道具を買ったり、今の仕事を辞めたりする必要はありません。まずは近くのマーケットで、やってみたいお店を探すところから。商品、値段、必要な道具、何人で動いているかを見ると、自分ならどうするかが少し具体的になります。

「日本で親しんできたものを、ここで売ってみる」。私たちにとって、その一つがおにぎりでした。簡単なことばかりではありませんが、自分の商品を売りながら、お店を育てていく働き方もあります。

いつか自分のお店をやってみたい。その入口として、オーストラリアのマーケットも選択肢に入れてみてください。

Oh!NIGIRIのブースでのメンバーの集合写真
私たちのお店も、マーケットから始まりました。

実績:Oh!NIGIRI運営記録。本文の経験は2026年9月までのものです。

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